【グリコ凄腕マーケターが絶賛】マーケティングに必須の視点が身につく、とっておきの一冊
「スプリングバレーブルワリー」「麒麟淡麗<生>」「氷結」「キリンフリー」。これらはすべて、新たな市場を切り拓いて生まれたヒット商品だ。いかにしてこれまで世の中に存在しなかった市場をつくり、次々とヒットを飛ばすことができたのか? その秘訣が詰まった一冊が『商品はつくるな 市場をつくれ』である。本書ではキリンビールの商品開発プロジェクトリーダーを務めた和田徹氏が、そのノウハウを自身の失敗や挫折も含めた経験とともに、“24の技法”として惜しみなく語っている。
発売後まもなくして、江崎グリコのマーケター小林正典氏から賞賛が寄せられた。ポッキーの売上を5年で50億円のばした敏腕マーケターである小林氏は、本書を「マーケターのバイブル」と絶賛。
現役マーケターとして商品開発の最前線を率いる小林氏に、本書の読みどころについて聞いてきた。
(取材・構成/小林友紀)
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小林 正典氏
江崎グリコ株式会社
チョコレート・ビスケットマーケティング部 部長
1971年生まれ。1994年、江崎グリコに入社。9年間営業職に従事した後、マーケティング職へ異動。
3年後に「おつまみスナック」という新ジャンルを生み出す。
チョコレート部門に異動後は、売り上げが横ばいだった定番商品「ポッキー」の売り上げを5年間で50億円伸ばした他、数々のヒット商品を手掛けた。2013年にはチョコレートマーケティング部のカテゴリーマネジャーに就任し、2018年からはビスケットマーケティング部の同役職も兼務する。著書に『結果を出すのに必要なまわりを巻き込む技術』(ポプラ社/2016年10月刊)がある。